なんくるの普通の日々 Vol.001 「ギフト」
2006.05.01

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│メルマCiCオリジナルエッセイ
│『なんくるの普通の日々』Vol.001
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「ギフト」

去年の春、あることをきっかけに仕事での独立を決意。季節が巡って、ちょうど1年になります。今の時代に、なんて無謀なと思われるかもしれません。でも、1人になる前は、実はものすごく不満と不安を抱えていて、身体のあちこちの具合が悪くなっていました。こころも限界を超えていたのかもしれません。少しの休養期間を経て、いよいよあたらしい生活がスタートしました。

この1年に起こったことは、会社にいた頃とはまったく違う「濃さ」の連続。会社という枠がなくなり、そのまま生身の人間になってみると、1人で仕事をすることの大変さ以上に、うれしいこと、おもしろいこと、不思議なことにたくさん出逢うようになりました。同じ世界にいても、視点が違えば、こんなにも日々は変わるんだということを、言葉だけではなく、全身で感じています。そんな暮らしの中で見つけた事柄を、少しずつお話ししていけたらと思います。

ある男性の先輩の話です。出逢ってもう何年にもなるのに、今頃になって、ようやく気づいたことがあります。その人は、実はものすごくギフトをする人だったんです。単に贈り物をするという意味ではなく、愛情をもって人を助けるという意味でのギフトです。じわっと、あったかくなるようなさりげなさで、見返りも期待せず、つらい思いをしている人に手を差しのべる。表面的なことだけでは伝わらない、人間としての愛情がたっぷりありました。まだまだ器の小さい私は、自分の反省も含めて、誰かにギフトをすることについて考えるようになったのですが…。実はすごく難しいことですよね。あまり気負わずに、ゆっくりペースで、自分なりに生きていけたらと思っています。これからよろしくお願いします。

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│なんくる(コピーライター)
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