なんくるの普通の日々 Vol.007「韓国の色。」
2006.11.01

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│メルマCiCオリジナルエッセイ
│『なんくるの普通の日々』Vol.007
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「韓国の色。」

韓国のドラマを見ていて、その色の感覚の違いに、はっとすることがある。
同じ時代に生きていても、同じような顔をしていても、大陸につながっている人の色彩感覚って、やっぱり随分違うなと思う。もちろん、ドラマの衣装やセットだから、ストーリーやキャラクター、監督の思いを際立たせるために、より派手な色が選ばれているのはわかる。

だけど、鮮やかなピンクやグリーン、オレンジ、ブルー。日本人はあまり使わないような、はっきりとした色が、衣装にしろセットにしろ強烈で、そこばかりに目がいってしまうこともある。例えば、屋根が赤や青に塗られていたり、真っ白な家のドアにも、赤や黄などの原色が使われていたり。

乾燥した大地そのままの、混じりっけなしのカラッとした原色。そして、原色に原色をプラスする、日本では見たことのない色使い。そういえば、韓国の人は自分の思いを誰かに伝えようとするとき、躊躇せずに、ストレートに伝えていくことが多い。それは、色の世界でも同じなのだと思う。
 
これまで出逢った何人かの韓国人の知人たちも、その色彩のように、まっすぐで、まぶしいくらいに、人としてのエネルギー量が多い人たちばかりだ。いつもどこか遠慮がちな日本人にはない、思いきりの良さ、明るさ、バイタリティーがある。自分がやりたいことを見つけるたびに、人生の進路を軽やかに変えている女性もいる。彼女の生き方はまさしく、韓国人の典型なのだそうだ。
 
原色と原色がぶつかりあって、感情と感情がぶつかりあって、そこからあたらしい何かが生まれてくる国。食べ物にしろ、色にしろ、気質にしろ、ドラマだけではなく韓国に惹きつけられるのは、その圧倒的で根源的なパワーに秘密があるのだと思う。韓国のイメージカラーは、やっぱり赤であるように。
 
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│著者:なんくる
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