
┌──────────────────────────────────
│メルマCiCオリジナルエッセイ
│『 恋レキ。〜彼女たちの恋愛履歴〜 』story.012
└──────────────────────────────────
「愛し続けられる理由」
茜ちゃん26歳、メーカーの営業。長澤まさみ似の超美女。つきあって5年になる同い歳の彼氏・タカシくんとは、学生時代にバイト先で知り合った。
当時、可愛いのにずっと彼氏がいなかった茜ちゃん。
片思いの相手にフラれ自棄になっていた時に、彼と遊びに行く事になり、2時間後にソッコーでつきあった。「堂本光一似で好みでしたから」
「5年間いろいろありましたよー。ドタキャンされたり、振り回されたり。タカシは神経質なA型で、ストレスをため込んでは爆発させるタイプ。楽天的で人と話すのが大好きな私とは正反対」
「タカシ、すごいロマンチストなんです。記念日にベッドの上にバラの花束が置いてあったり、プッチの靴が車のトランクに入ってたり。最初のクリスマスには傘を貰いました。『傘が君を守ってくれるように』って。最近貰ったのは、バラの花束の形をした線香。茎が造花になってるの。何で線香なんだろうと真剣に悩みましたが」
そんなラブラブな二人だが、途中離れていた時期もあった。
「『俺、頭おかしくなったから』という理由で、突然フラれたんです。春だし、心が疲れてるのかなと思ったら、何の事はない、年上の女に寝取られてました(怒)」
失恋の痛手から立ち直り、年上の男性とつきあい出した茜ちゃん。
しかし、その男性も「毎日ギターを弾かないと下手になるから」という理由で全然会ってくれない。
そんな中、元彼タカシくんの方が、茜ちゃんと別れた辛さで胃潰瘍になってしまう。何のこっちゃ。
「体重も40kg台になってしまったらしくて。あまりに可哀想でヨリを戻しました」
タカシくんて、少し笑える…。
ところで、茜ちゃんは社会人、タカシくんはまだ学生。すれ違いの日々に、彼が寂しがる事もあるとか。
「彼の誕生日に私が仕事で、一緒に過ごせなかったんです。そしたら朝4時に電話で叩き起こされた。『俺を独りにしていいの?俺がどこかに行っちゃっていいの?』と泣いてるんです。留守電にもたくさん入ってて、何だか様子がヤバいなって。すごく疲れて眠たかったけど、車飛ばして彼のところへ向かいました。そしたらいびきかいて寝てるんですよ。しかも酔ってたみたいで、全部憶えてないんです」
茜ちゃんは、そんな彼が愛おしいという。
将来の事もどうなるかまだわからない。でも今はとにかく幸せだ。
「仕事中でも運転中でもしょっちゅう電話してます。上手くいってる理由?体の相性がいいからですかね。私も寂しがりやだし、彼も寂しがりやだから、ちょうど合ってる。彼に愛されてる安心感のせいか、つきあった頃に過食気味で60kgあった体重が、40kg台になりましたもん。周りからは、彼の元気や運を私がすべて吸い取ってると言われます…」
「彼といるとそれだけで楽しいんです。たとえば、レストランでまずい料理が出てきたとしても楽しい。どんな悲惨な出来事でも二人で笑ってネタにできる。それって幸せだなって思います」
最後に、つきあう上で大切にしている事を聞いた。
「どんなにひどい事をされても、絶対に彼を責めない。不満や愚痴は女友達に聞いてもらって解消します。これって大事かなと」
┌──────────────────────────────────
│著者:Sawako Matsuoka(コピーライター)
└──────────────────────────────────