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│メルマCiCオリジナルエッセイ
│『 恋レキ。〜彼女たちの恋愛履歴〜 』story.022
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「同じ匂い」
私の周りには、モテないタイプじゃないのに、なぜか彼氏がいない女の子が
いる。編集者や建築家、カフェオーナー、外科医。好きな仕事で夢をかなえ
ていて、自分のスタイルを持っていて、趣味も豊富でオシャレで、可愛くて。
なのになぜ、恋人が出来ない?
そこで、敬愛する恋愛のプロ、ナナコさん(一児のママ)に再びご登場いた
だいた。
「輝いているから、逆にそれがモテない理由なんだよ。人は、自分と同レベ
ルか、少し下の人を好きになるから」とナナコさん。
「彼女たちがコンパで知り合う男性って、相手の方がちょっと野暮ったかっ
たりしない?ステイタスのある女って、保守的な男にしたら自分より上に見
えてプライドが傷つくの。やっぱり誰でも、自分と同じ匂いの人に共感して
安心するものでしょ」
「彼女たちって、同性から見たらすごくキラキラ輝いてて魅力的。でも、普
通の男にとって恋人として魅力的なのは、少々野暮ったくても平凡で従順そ
うな、家庭の匂いのする女。それは今も変わらない。もちろん、男でも自分
に自信があって、カッコイイ女が好きな人はいっぱいいる。ただ、そんな男
がコンパにどれだけやってくるのかは疑問」
たしかに、彼女たちに足りないのは「家庭的な匂い」。本当は、料理が趣味
だったり、男性を上手く立てたり、古風だったりするのに。コンパという短
期決戦では、それがアピールしにくい。
「これが『保育士してる』とか『看護士です』だったらどう?一気に男の心
を和ませられる。幸せな結婚生活のイメージと直結するから。男って単純だ
よ。かなしいけれど、それが現実」
なぜ外科医の女友達が、コンパで職業を言いたがらないのか、わかった。
彼女たちにも問題はある。共通するのは、すごーく理想が高いこと。
「理想なんてない、普通の人でいい」と言いながら、男性の言動にダメ出し
が多い。女友達の恋愛にもダメ出し。しかも面食い。プライドが高いのに、
臆病。相手の言動を深読みして、常に待ちの体勢。感情より理屈で動く。
30代独身で、これって痛い。というか恋愛下手だ。そして、恋愛マスター・
ナナコさんは、全くこの逆をいっている。恋愛ってセオリーなんだとつくづ
く思う。
じゃあ、彼女たちが普通の男性にモテるためには、従順そうな女を目指せば
いいの?
「それは本末転倒。今さら従順そうな女を演じたって面白くも何ともないし、
そこに魅力を感じる男を彼女たちが好きになるとも思えない。だったら、時
間かかってもちゃんと相応に魅力的な男をGETするしかないよ」
といっても、コンパ以外で出会える場って、最近ホントないんですけど。
「コンパより仕事関係で出会う人の方がうまくいく。周りをよく見てみて」
多分、そうなんだ。彼女たちも気づいている。違う自分になるより、自分が
輝いている場所で自分らしくいる方が、よっぽど恋は生まれやすいというこ
と。仕事でボロボロになっている姿を、可愛いと言って好きになってくれる
人。頭でっかちで恋愛下手な自分を、愛してくれる男がきっといる。
それは大勢じゃなくていい。たった一人でいいのだ。
そしてその恋は、もう始まっているかもしれない。
「人は、同じ匂いの人を好きになる」ーーー。やっぱり、ナナコさんはすごい。
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│著者:Sawako Matsuoka(コピーライター)
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