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      <title>エキマエストロコラム</title>
      <link>http://www.cicnavi.com/news/ekimaestro_column/</link>
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      <language>ja</language>
      <copyright>Copyright 2009</copyright>
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            <item>
         <title>『なんくるのヴォイス・オブ・アート』Vol.004「空港へいこう。」</title>
         <description><![CDATA[┌──────────────────────────────────
│CiCナビ オリジナルエッセイ
│『なんくるのヴォイス・オブ・アート』Vol.004
└──────────────────────────────────
　
<strong>「空港へいこう。」</strong>
  
世界の空港の風景を集めた、その名もズバリ『世界の空港』という写真集を眺めていると、無性に海外に行きたくなってきた。海外旅行がすごく好きという訳ではない。けど、空港から飛行機に乗って、これから外国に出かけるというその直前の気持ちや、遥か上空を飛ぶ飛行機の窓から、地上の風景を眺めるのが好きなのは確かだ。
 
その一方で、最近はあまり見なくなったけど、どこかの空港で飛行機に乗り遅れそうになって、必死になっている夢を、かつてよく見た。
 
初海外は、学生時代のアメリカ旅行。ツアーではなく女友達と２人での個人旅行だったから、その時のドキドキするような体験とか感覚が、意識の深いところに残っていて、夢の中で思い出していたに違いない。
 
その旅は、西海岸から東海岸まで、国内線やアムトラックを使っての約3週間の旅だった。お決まりの観光地はもちろん、日本人なんてほとんどいないような、ものすごい田舎にも行った。アーミッシュという、電気や車を使わない昔のままの生活をしている人たちの農場にも行ってみた。
 
旅をするなかで、アーミッシュの人たちに限らず、アメリカの田舎に住む人は、とても保守的だということを知った。その一方で、日本でちょっと知り合っただけの学生を、自宅に何日も泊めてくれた懐の深さにも驚いた。それは、一緒に旅した友達の英語力と、明るい人柄によるところも大きかった。
 
社会人になってからの海外で、ほんの短いトランジットの時間だったけど強烈だったのは、インドの空港。まわりのインドの人たちに圧倒されたというのもあるけど、匂いが違っていた、やっぱり。
 
空港や街の中心では、その国独特の匂いがあって、それに馴染めるかどうかで、好き嫌いもあるような気がする。でも、毎年インドへ旅しているアメリカ人の知り合いによると、富山の街の匂いは、実はインドの匂いとよく似ているらしい。
いつかちゃんと、本当のインドも旅してみたい。
 
空港って、そこからどこへでも飛び立てる気になれる、とても気持ちのいい場所だと思う。と、ものすごく海外に行きたくなったところで、久々にパスポートを取り出してみた。なんと、この７月で期限が切れている！いかにこのところ、気持ちが内向きに偏っていたのかに気づく。
 
パスポートも新しく取って、いつでもどこへでも行ける体制を整えておきたくなった。
まだ、行き先すら決まっていないけど、なんだか久しぶりに、ものすごく楽しい旅が待っているような気がするから。
 
なんくるのコラムは今回で最終回です。長い間、本当にありがとうございました。
  
　
┌──────────────────────────────────
│著者：なんくる（コピーライター）
└──────────────────────────────────　]]></description>
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         <pubDate>Thu, 24 Sep 2009 10:21:43 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title> 恋レキ。〜彼女たちの恋愛履歴〜 story.041「絶対的幸福」</title>
         <description>┌──────────────────────────────────
│CiCnaviオリジナルエッセイ
│『 恋レキ。〜彼女たちの恋愛履歴〜 』story.041
└──────────────────────────────────
 
 
「絶対的幸福」
  
いつもの女友達と飲んでいる時にふいに聞かれた。「Sawakoが本当に望んでいるものは何なの？」
 
32歳になって、結婚の二文字が肩にのしかかった。仕事も恋愛も趣味も順調だったが、結婚して子どもがいる友達と比べると、自分には何かが大きく欠落している気がした。結婚さえすれば、その欠けた部分は満たされ、人生は大方ハッピーエンドになると本気で思った。結婚は決してハッピーエンドなんかではないのに。
 
思えば、心の中でずっと周りと競争しながら生きてきた。どっちが可愛いか、収入があるか。どっちの彼氏がイイ男か。夢を実現させているか。そうやって測った幸せの量は、とても明確で私を安心させた。30歳を超えて、その比較リストに「結婚」が自然と加わった。
 
 
そんな幸せ競争はエンドレスで、ときどき苦しくなった。社会や友達、家族、恋人。誰にも私の人生に点数をつけることなどできない。頭では理解できても、心で受け入れる事ができないほど、私は私を他人の評価で縛りつけていた。
 
「本当に望んでいるものは何？」
こんな単純な質問に答えられない。恐る恐る、開けたことのない問いの扉をそっとひらく。
モシカシテ、ダレカノタメニ、ケッコンシナクテモイイノ？
 
深呼吸をひとつして、私は自分を解放してあげた。
 
 
答えはすごくシンプルだった。大切なのは、誰かと比べた相対的な幸せではない。自分だけの絶対的な幸せを感じられるかどうかなのだ。
 
たとえば、夜遅くクタクタになって帰宅する時の、濡れた夜気の匂い。寝る前、明かりを消した後にやってくる世界の静寂。こんな自分でも誰かの役に立てたというコップ一杯の充足。大切な人を想う時のうずきや痛み。私が幸せだと感じられるのは私しかいないという孤独な真実。私はここに生きてる、微かでもそう思えること。
 
誰のためでもなく、私のために私は幸せでいなければいけない。
そしてその幸せのかたちは、ひとつじゃない。
 
私たちの恋愛履歴は、そんな絶対的幸せにたどりつくためのステップなのかもしれない。
それは、ケータイの着歴のように一瞬で削除できない。昔、恋が終わるたびによく思ったものだ。世の中に「恋愛記憶消去マシン」なんてものが開発されて、その人の記憶を全部消すことができたなら、こんな絶望を味わうことなくて済むのにと。
 
だけど、もし本当にそんな事ができるようになったとしても、結局、私は消去しないことを選ぶ。どんなに辛いさよならでも、その人を本気で愛したことは宝物だから。忘れてしまうには余りにもたくさんものをもらったから。嫉妬や憎しみ、自己嫌悪、後悔、感謝。感じた気持ち全部が、現在の自分につながっているから。
 
私たちは、ひとつの恋が終わるたび、勇気を出してリセットボタンを押す。少しだけ大きくなった自分を上書きしながら。リスタートしてはじまる新しい画面は、いつもまっさらでワクワクする。
 
そして実感する。人生は自分で決めて動かすからこそ、絶対的な幸せを感じることができるのだと。
今の自分を作っているのは、失敗だらけのダメダメな恋愛履歴。そう気づいたとき、すべての日々は愛しいものになる。
　  
┌──────────────────────────────────
│著者：Sawako Matsuoka（コピーライター）
└──────────────────────────────────</description>
         <link>http://www.cicnavi.com/news/ekimaestro_column/2009/09/_story041.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">恋レキ。〜彼女たちの恋愛履歴〜</category>
        
        
         <pubDate>Fri, 18 Sep 2009 18:38:50 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>『なんくるのヴォイス・オブ・アート』Vol.003「前向きな、日食。」</title>
         <description><![CDATA[┌──────────────────────────────────
│CiCナビ オリジナルエッセイ
│『なんくるのヴォイス・オブ・アート』Vol.003
└──────────────────────────────────
　
<strong>「前向きな、日食。」</strong>
  
　いろんな人が、いろんな場所で体験した今回の日食。富山では部分日蝕だったけど、それでもかなり満足できる体験をした方も多いはず！私も急きょ、針で小さな穴を空けた白い紙を準備して、穴を通った光が三日月型になるのを観察。そして、時折雲に隠れる太陽を肉眼で一瞬見上げたりしながら、神秘的な時間を満喫することができた。
 
　そして、テレビを見てさらに驚いたのが、あの硫黄島（いおうとう、または、いおうじま）から生中継をやっていたこと！硫黄島は、東京の遥か南、小笠原諸島にある島。第二次大戦の激戦地としても知られていて、クリント・イーストウッド監督の『硫黄島からの手紙』で衝撃を受けた物語の舞台。そんなすごい場所の、日食を見られるなんて！
 
　火山島の硫黄島は今では一般の人は住んでいなくて、自衛隊の基地などがあるのみ。火山隆起なども激しいらしく、通常は一般人は立ち入ることが禁止されている。島の周りに放置された船の残骸は、かつて港をつくろうとして、そのまま放置されたものだとか。
 
　まず、その海岸の風景を生中継で見られるだけでもすごいのに、画面に映し出された日食の様子は言葉を失うほどのすばらしさだった。人の歓声など一切なく、海岸に打ち寄せる波音が響くなか、周囲の風景は日食とともにどんどん変化していく。太平洋に浮かぶおっきな雲や地平線が、夕方のようにオレンジ色に染まって、やがてダイアモンドリングを経て皆既日食に。
 
　特殊なカメラでは、白く浮かび上がるコロナだけじゃなく、太陽から立ちのぼる赤いプロミネンスも映し出していた。小さなプロミネンス１つで、地球が何個分もあるという太陽エネルギーのすさまじさ。
 
　ふたたび、富山での日食。日食の間は、なんども外に出て、手元の紙に映る光や、薄雲に隠れる三日月型の太陽を見てみた。日食が一番大きい時間帯は少し薄暗くなって、涼しくなったような気もした。静かで不思議な、忘れられない、いい体験。　
 
　地球に生きるものすべてに光という大きなエネルギーをくれる太陽。命の源なのだけど、日食がなければ、これほど意識することもなかったのも確か。
 
　26年後には、富山でも皆既日食が見られる。そのときまで頑張って生きようと、なぜか素直に決心していた。太陽はこれほどまでに前向きなパワーをくれる存在だということに、初めて気づく。いまさらだけど、すごいぞ、太陽！
 
　
┌──────────────────────────────────
│著者：なんくる（コピーライター）
└──────────────────────────────────　
]]></description>
         <link>http://www.cicnavi.com/news/ekimaestro_column/2009/08/vol003.html</link>
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         <pubDate>Tue, 04 Aug 2009 13:59:32 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title> 恋レキ。〜彼女たちの恋愛履歴〜 story.040「You can&apos;t hurry love.〜恋はあせらず」</title>
         <description>┌──────────────────────────────────
│メルマCiCオリジナルエッセイ
│『 恋レキ。〜彼女たちの恋愛履歴〜 』story.040
└──────────────────────────────────
 
 
「You can&apos;t hurry love.〜恋はあせらず」
  
もはや聞き飽きた感のある、「婚活」や「草食系」という言葉。
 
実際に、出会いを求めてコンパや紹介デートに行っている周りの友人たちは、この言葉が好きではない。「コンパが婚活と言うなら、20代からずっとしてきた訳だし、今さら取り上げられても気持ちが萎えるよ」
 
そう言いつつ、テレビで婚活特集なるものをやってると、つい見てしまうという。よくわかる。
 
レイちゃん（32歳）。先日、とあるライブハウスで行われた「婚活合コン」に参加した。男女50対50の大コンパ大会である。
 
水川あさみ似の風貌が目を引く彼女は、やっぱりそこでも目立っていた。外見が好みな男性もちらほら。しかし、目はたくさん合うのに、なかなか話しかけてくれない男子たち。「チケット代、2,500円分損しちゃった」と思いつつ、目の前の男性２人組と喋っていた。
 
そこに登場したのが、スーツの男性。
 
開口一番、「僕と結婚を前提に付き合うのはアリですか？」
突然のプロポーズにびっくりしたレイちゃん。正直、40代のぽっちゃり政治家風の彼（実は20代だったらしい）は全くタイプではない。「ないです」と即答した。
 
「付き合ってみないと分かんないよ」と笑顔で食い下がる彼に、「気持ちは嬉しいけど、全くタイプじゃないので」とレイちゃん。「僕、お金なら持ってるよ。金持ちの友達もいっぱいいるし」と彼。
 
あまりにストレートなので、「何でそんなガツガツしてるの？」と聞いた。
「だって人生の時間が勿体ないし、答えはすぐ出したいじゃないですか」と彼。
 
「選挙活動みたいなアプローチが、ズレすぎてて笑った。『私、32歳ですよ』って言うと『僕年上得意だし！』って言われて少しムカッ。向こうが年上だとばかり思ってたのに。でも、婚活市場なんてこんなものなのかな」とレイちゃん。
 
 
もう一人の友人、編集者の早紀ちゃん（32歳）は、同僚の紹介で瑛太似のイケメンと会った。これはいいかもと思った早紀ちゃん。いい感じだったデートの雲行きが怪しくなったのは、出身大学の話になった時。
 
「女性の高学歴ってさ、結婚のネックになったりしない？」と彼が何気なく言った一言。某有名国立大出身の早紀ちゃんは、固まった。
 
つづけて彼の口から出てきたのは、
「キャリアウーマンは無理なんだよね」「古いかもしれないけど、男を立てて、三歩下がってついてきてくれる女性がいい」「女性の幸せってさ、時代が変わっても仕事より子どもを産む事なんじゃないの」という、時代錯誤なセリフのオンパレード。
 
好きな編集の仕事は、一生続けていくつもりだった早紀ちゃん。
彼が好みだったために、彼の話に合わせて「仕事があまり好きではなくて、憧れは専業主婦」という女の子を演じてみせた。
 
しかし途中で、「イケメンだけど、この人といても私は幸せになれない」と気づいた早紀ちゃん。猫をかぶるのをやめた。
 
「仕事ができそうだし、雰囲気も好みだったから、余計ガッカリ。しかも『男を立てて欲しい』という割には、ファミレスのお茶代は割り勘。1000円でいいよって言われた（笑）。でも男の人って、口に出して言わないだけで、みんな彼みたいなこと思ってるかもと落ちこんだ」と早紀ちゃん。
 
早紀ちゃんは、いい女だ。
仕事でいろんな年代の人に可愛がられ、信頼されている彼女が、男性をきちんと立てることなんて朝飯前。学歴とか小さな事を気にしない、彼女に見合う器の大きな人を見つけなきゃもったいない。
ただ、心のどこかで気にしていたことを面と向かって言われて、深く傷ついていた。
 
なかなか、うまくいかない。
 
「もう当分、男とか結婚とかめんどくさい。いらない」という二人は、すっかり「コンカツ疲れ」していた。
 
しばらく充電した後、先日、恋愛市場に見事復活。そして口を揃えて言った。
 
「私は結婚がしたいんじゃないんだよね。恋愛がしたい。誰かを好きになって、愛し愛されて幸せになりたいの。自分の事がすごくわかったよ」
 
 
回り道してもいい、同じ痛みをまた味わってもいい。
求めているものがわかれば、きっといつか道は開ける。
 
You Can&apos;t hurry love.　本当の恋はあせらず、なのだ。
　 
┌──────────────────────────────────
│著者：Sawako Matsuoka（コピーライター）
└──────────────────────────────────</description>
         <link>http://www.cicnavi.com/news/ekimaestro_column/2009/08/_story040you_cant_hurry_love.html</link>
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         <pubDate>Sat, 01 Aug 2009 00:00:00 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>『なんくるのヴォイス・オブ・アート』Vol.002「エキマエのカモシカ、中国のパンダ」</title>
         <description><![CDATA[┌──────────────────────────────────
│CiCナビ オリジナルエッセイ
│『なんくるのヴォイス・オブ・アート』Vol.002
└──────────────────────────────────
　
<strong>「エキマエのカモシカ、中国のパンダ」</strong>
 
先日、富山駅前にカモシカが現れたというニュースに、驚いた方も多いはず。
実は私も最近、近所の川のそばを散歩中に、木の葉を食べていた野生のカモシカと至近距離で出逢った。その場所でカモシカを見たのは初めてだったので、ものすごく驚き、お互いにしばし、じっと見つめ合ってしまった。
 
まだ若そうなカモシカの目はくりくりっとしていて、すごくかわいくて、ずっと見ていたかったほど。でも、野生動物をあまり刺激するのは良くないかなと、そっとその場所から離れることに。自然が豊かなのか、人が自然環境を変えてしまったからこんなことが起こるのか、ちょっと考えてしまう。
 
野生動物をテーマに写真を撮る写真家で、日本で一番有名な人と言えば、やはり岩合光昭さん。
彼の写真集『パンダ』は、四川大地震の１年前に中国の保護区や保護研究センターで撮影されたもの。かわいすぎるパンダの姿に、見ればみるほど、パンダって、人を惹き付ける不思議な動物だと実感する。
 
岩合さんによると、保護センターのパンダはよく人を見ていて、「誰も見ていないところではクマのような鋭い顔をしているのに、人を見るなり可愛いパンダに変身してしまう」のだという。
 
ホントなんだろうか。でも、経験豊かな岩合さんの言葉にはすごく説得力がある。パンダって、いつも人なつっこいわけではないはず、と思っていた疑問も少し解けた気がする。
 
パンダは主に竹を好んで食べるけど、実はクマの仲間。なので、かわいらしさばかりじゃなく、大人のパンダは意外と獰猛な面もあるのだ。いまでは、世界中合わせても約1500頭くらいしかいない希少動物で、中国の保護研究センターなどでは絶滅を防ぐためのさまざまな活動や、繁殖のための研究が行われている。
 
そういえば、WWFのシンボルマークもパンダだ。でも、約１年前に発生した大地震によって、生息地域は甚大な被害を受けてしまい、野生パンダの今後がかなり心配されているとか。
 
写真集の中で、遊具に群がるたくさんの赤ちゃんパンダは、抱き締めたくなるほどかわいい。けど、一番好きなのは、お母さんを待っていたところなのか、木の枝に登ってこちらをじっと見ている一頭の野生の赤ちゃんパンダの写真だ。警戒心を抱きつつも、好奇心一杯な感じを全身で表わしている姿がすごくいい。
あのカモシカの表情も、こんな感じだったかも。
 
「パンダは地球の宝物だと思う」と語る岩合さん。でも、パンダに限らず、たくさんの宝物に、人ってなかなか気づかない生き物なんですよね。
 
　
┌──────────────────────────────────
│著者：なんくる（コピーライター）
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]]></description>
         <link>http://www.cicnavi.com/news/ekimaestro_column/2009/07/vol002.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">なんくるの普通の日々</category>
        
        
         <pubDate>Tue, 07 Jul 2009 10:52:29 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title> 恋レキ。〜彼女たちの恋愛履歴〜 story.039「Love is give and take」</title>
         <description>┌──────────────────────────────────
│メルマCiCオリジナルエッセイ
│『 恋レキ。〜彼女たちの恋愛履歴〜 』story.039
└──────────────────────────────────
 
 
「Love is give and take」
  
テレビ局の営業マン、トドロキくん（32歳）。身長180cmのスポーツマン体型で、宮下純一と国分太一を掛け合わせた甘いマスクの持ち主。
 
彼は、素晴らしくマメ男くん。
デートとなれば、持ち前の情報網でお洒落なお店をセレクト。メニューは、女の子の食べたいものを選ばせる。料理が出てきたら、すべて皿に取り分ける。皿が空っぽになれば、わんこ蕎麦のように瞬時に盛りつけてくれる。ほんと、感心するくらいに気が利く。
 
彼女との記念日には、ホテル最上階の夜景が綺麗なレストランを予約。ベッドにプレゼントを忍ばせるという、今時あまりないサプライズもする。
 
きめ細やかな気配りは、女の子にしたら嬉しいと思うかもしれない。しかし彼の場合、「相手によく思われたい」という魂胆が顔に書いてあって、丸見えだったりする。だから、相手はどっと疲れる（と予想する）。
 
しかも、気の配り方がハイペースで前半から飛ばしまくるものだから、後半はスタミナが持たず、ぐったりバテて無口になる。
 
「相手の喜ぶ顔って嬉しいじゃないですか。僕は好きで色々やっているだけなんです」と言いつつ、「俺がここまでしているんだから、俺のことも大事にしてよって心の中で思っちゃう」と彼。
それって実は、彼女に喜んでほしいからではなくて、「気が利くいい男な自分」が好きなだけでは？
 
「だって恋愛って、ギブ＆テイクでしょう」とトドロキくん。
 
いやいや、女の子にしてみれば「ギブ＆ギブ」が理想でしょう。与えるだけという幸せ。そして欲しいだけ与えられるという幸せ。じゃなきゃ愛じゃない、うれしくない。
彼の恋愛スタイルだと、見返りがなければストレスやイライラが溜まるだけ。現実、彼はいつも一生懸命なのに、どこか不完全燃焼。イライラしている気がする。
 
 
「この前、彼女とディズニーランドに行ったんです。そしたら彼女が『絶叫マシンに怖くて乗れない』って言うんです。ビッグサンダー・マウンテンが大好きな僕としてはショックでしたが、泣く泣く折れました。何だかどっと疲れてしまって、『せめて帰りは飛行機で帰りたい』と言ったんです。そしたら『飛行機は怖くて無理。新幹線がいい』と彼女。僕は折れたんだから、そこは譲るべき。どこまでワガママなんだって思いました。雰囲気悪くなって別れました」
 
トドロキくん、ズレてるよ…。そして、彼女の言う事は筋が通っているよ…。そもそも、なぜそんな二人でディズニーランドに出かけたのかが不思議。
 
 
ところで、A型のトドロキくんは、自他ともに認めるB型女性アレルギー。
「過去にB型の女の子と付き合って、結婚寸前で二股されて、こっぴどくフラれたんです。以来、トラウマになっちゃって。どんなにいいなと思っても、B型だと拒絶反応を起こしてしまうんです」
 
血液型なんて関係ないと思う私は、「B型の素敵な子、いっぱいいるよ」と何度も説得を試みた。私の女友達を紹介しようとしても「可愛いと思うけど、B型でしょ。遠慮しておきます」という頑なポリシーを崩さない。ここまでくると笑えるというか、可愛く思えてくる。
 
本人も気づいているのだ。トドロキくん自身、B型ガールの奔放な魅力に、すごく惹かれることを。すごく好きになってボロボロに傷つくのが目に見えてる。だからバリアを張って、近づかないのだ。たしかに、私の周りの友達は、無意識のうちに彼のことを振り回すだろう。でも私は思う。頭でばかり恋愛してきた彼にとって、振り回されるくらいがちょうどいいのだ。
 
  
理想が高くて、単純明解で丸見えで、傷つきやすいトドロキくん。
いつか本当に好きな人と出会った時には、すべての哲学を投げ捨てて、まっすぐまっすぐ、彼女を愛せる人だと私は信じている。
 
そんな愛すべき彼の恋の行く末を、心から応援したいと思う。
　 
┌──────────────────────────────────
│著者：Sawako Matsuoka（コピーライター）
└──────────────────────────────────</description>
         <link>http://www.cicnavi.com/news/ekimaestro_column/2009/07/_story039love_is_give_and_take.html</link>
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         <pubDate>Thu, 02 Jul 2009 10:10:47 +0900</pubDate>
      </item>
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         <title> 恋レキ。〜彼女たちの恋愛履歴〜 story.038「陽一郎くんの場合 vol.2」</title>
         <description>┌──────────────────────────────────
│メルマCiCオリジナルエッセイ
│『 恋レキ。〜彼女たちの恋愛履歴〜 』story.038
└──────────────────────────────────
 
 
「陽一郎くんの場合 vol.2」
  
モテ系コピーライター、陽一郎くん第2弾。次期社長で一人暮らし歴13年の陽一郎くんは、料理上手で家事上手。さらに女の子の扱いも上手で、本当に隙がなくて困る。
 
「仕事帰りにスーパー寄って、土鍋でご飯炊いて、角煮とか作ります。納得のいく味が作れなくて、ムキになって挑戦し続けてたら、『私、いらないね』って女の子に去られました。彼女が作ってくれる料理も、まずいとはっきり『まずい』って言っちゃう。『この調味料入れたらいいよ』とか。本当の事を言わないと、本人が可哀想でしょ。彼女は一番近い存在だから、嘘はつきたくないんです」
 
打たれ弱い子は、すぐにギブアップしそうです。
 
「嘘はキライなんです。仕事ってお世辞や建前ばっかりでしょ。そういうのがイヤで」
 
陽一郎くんが好きになるのは、決まってワガママタイプ。
「どうやら振り回されるのが好きみたいで。彼女がラーメン食べたいって言えば、店探して連れていく。そこで『やっぱり食べたくない』『美味しくない』とか言われても全然オッケー。彼女が幸せであればいいんです。そして付き合ううちに、彼女がどんどん増長していく。あるラインを超えると、僕が『無理！』って言って、別れるのがいつものパターン」
 
相変わらず一筋縄ではいかない陽一郎くん。
 
そんな彼に「あんたみたいに簡単に落とせそうなヤツ、見た事がないわ」と言い放った強者の女の子がいる。仕事のパートナー、ユリちゃんだ。
 
陽一郎くんのお父さんの会社に勤めるデザイナーのユリちゃんは、可愛くて才能があって、業界内でもモテモテ。仕事上いつも一緒にいる二人は、周囲にカップルと間違われることも多い。
 
「もちろん一番大切な人だし、好きは好きです。あの子が不幸になるのは絶対イヤだし。もう家族みたいな存在。相性はいいと思います。お互い気が強くて、口もすごく悪い。仕事中も『あんたバカじゃないの？』『お前ふざけんな！』とか、しょっちゅう本気で言い合いする。でも恋愛は100％ないです」
 
 
何だか、無理しているようにも見えますが。
 
「以前、その子がしょうもない奴と結婚しそうになった時は、『お前、絶対止めろ！』と反対しました。その時は、『俺が彼女を奪われたくないからなのか？』と一瞬悩んだけど、そいつは誰から見ても甲斐性のない奴でしたし。彼女は一生いっしょに仕事をしていきたいパートナーだから、万が一恋愛になってしまったら、クライアントの信頼とか、今まで積み重ねてきたもの全てを裏切ってしまいそうで。そんな甘い世界じゃないと思うんです、僕のいる場所は」
 
二人がデキているという噂は、陽一郎くんのお父さん（社長）が流していた（笑）。
「さすがに『止めてくれよ！！』と怒りました。もう諦めましたけどね、周りにいろいろ言われるのは」
 
ひとの気持ちはいつ変わるかわからない。でも、すごく素敵な関係だと思う。陽一郎くんとユリちゃんは。
 
最後に。30代ガールズはよく理想が高いと言われますが？
 
「言うほど高くはないと思います。本当に好きになれる人と出会っていないだけで。そういう時は自分磨きです。30代は、仕事はもちろん、料理や家事、いろんな事が一人で出来た方がいいと思います。男も女も、出来ないのが可愛いのは20代までです。僕なんて自分磨きしすぎて、隙がなくなってしまったけど（笑）。恋愛も、落とすとか奪うとかはもう良くて、もっと安心感があって穏やかな恋がしたい。奪うって仕事みたいじゃないですか。告白もプレゼンみたいなもんだし。そうじゃなくて、計算も計画性も駆け引きも、何もないのがいい。気づいたらもう始まっちゃってたみたいな、本能的な恋がいいですね」
　 
┌──────────────────────────────────
│著者：Sawako Matsuoka（コピーライター）
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">恋レキ。〜彼女たちの恋愛履歴〜</category>
        
        
         <pubDate>Thu, 04 Jun 2009 11:50:39 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>『なんくるのヴォイス・オブ・アート』Vol.001「教授と生け花」</title>
         <description><![CDATA[┌──────────────────────────────────
│メルマCiCオリジナルエッセイ
│『なんくるのヴォイス・オブ・アート』Vol.001
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<strong>「教授と生け花」</strong>
　
先日、ついに富山で初の坂本龍一のライブに行ってきた！
　
静まり返った満員の会場で教授が奏でたのは、新アルバム『out of noise』からの数曲と、映画音楽やCM曲など、過去のさまざまな名曲から、その場で一曲ずつチョイスしながらのピアノバージョン。
　
途中、携帯で写真を取りまくってもいいという携帯CM用の曲もあって、一斉に響くシャッター音と、明るく光る画面が、キラキラと会場を埋め尽くしていたのがすごく印象的だった。でも、その後は全般にわたって、とても静かで、大人な雰囲気のライブに。
　
基本的にグランドピアノ２台だけの、教授の一人連弾。つまり、片方のピアノは自動演奏となっていて、教授自身が事前に打ち込んだメロディが演奏されていく方式。これで、音の深みが何倍にもなる。
　
そして、今回のピアノツアーで特にユニークなのは、終演後24時間以内にiTunesでライブ音源が配信されるという画期的な試み。MCを含めて、すべてのライブの音を聴く事ができるのだ。
　
今年出版された自伝『音楽は自由にする』でも語っている通り、教授の最近の曲は「生け花のような音楽」の趣きがある。いらない枝を切りながら、さまざまな素材を吟味して、丁寧に配置し、彼自身もそれを眺めている感じとか。「作り出したものというよりは、そこにある感じ」と語る教授。
　
音と音の間でゆったりと思考を巡らせて、心地いい着地点を見い出していく。そんな、余裕のある曲が作られたり、好まれたりするのは、すべてに行き詰まっている時代だからこそかもしれないし、57歳という彼の年齢もあると思う。
　
今回のアルバム　『out of noise』の中で一番好きなのは、『hibari』という曲。赤ちゃんに聞かせるオルゴールのように、繰り返し繰り返し、かわいらしいヒバリが鳴いているような繊細な音が流れていく。
　
同じメロディーがずっと続くのに、不思議と聞き飽きることがない。
研ぎすまされた音と、音の優しさを同時に味わえる、忘れられない一曲だと思う。
教授って、やっぱりすごい。
　
なんくる
　
今回からタイトルを一新し、これまで以上に様々なジャンルのアート情報をお伝えしていきます。これからもよろしくお願いします！
　
┌──────────────────────────────────
│著者：なんくる（コピーライター）
└──────────────────────────────────　
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         <link>http://www.cicnavi.com/news/ekimaestro_column/2009/06/vol001.html</link>
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         <pubDate>Tue, 02 Jun 2009 10:36:00 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>『なんくるの普通の日々』Vol.037「女神が守る山」</title>
         <description>┌──────────────────────────────────
│メルマCiCオリジナルエッセイ
│『なんくるの普通の日々』Vol.037
└──────────────────────────────────
 
 
「女神が守る山」
 
かつて、富士山の麓のちいさな街で、しばらくの間、暮らしたことがあった。その街の人にとって、富士山はすごーく身近な存在。あまりに近すぎて、山の全体像を見るためには、少し離れた富士五湖に出かけるか、高い山に登らないといけないほど。
 
なかでも、山中湖から見る富士山の美しさは格別。いくら近くても、きれいに晴れる日ばかりじゃないので、絶景に巡り会えた日は、すごくうれしかった。
 
それほど近い場所に住んでいたにも関わらず、じつは富士山には一度も登らずじまい。チャンスはいくらでもあった。でも、登った人の話をいろいろ聞いてみると、小学生の頃、立山登山でかなり苦戦した自分には、到底無理とあっさりあきらめてしまったのだ。　
 
湖のほとりや電車や新幹線の車窓から、そして、飛行機から眺める富士山だけでも十分満足だった。でも、本当ならば、もっとリアルに富士山のすごさを感じてみたいと思っていたのも確かだ。
 
そんな根性なしの人間にも、富士山のリアルな姿をたっぷり味わえる写真集が昨年末に出版された。石川直樹の『Mt.Fuji』だ。しかも、ちかごろの登山ブームで人が押し寄せる夏山ではなく、人もまばらな冬山で撮影された風景は、まさに異界という感じがして、すごくいい。
 
荒涼とした砂漠のような風景の中にのびる道。そこを歩く人のあまりの小ささ。これが富士山？と思うような、遠くから眺める優美な姿とはまったく別の、厳しいガレ場ばかりが連なっている。
 
どこかチベットや、アジアの高原を思い起こさせるような、見慣れない光景。古来、信仰の対象となってきた日本の山のまさに頂点にあって、どこか無国籍な雰囲気が漂う不思議。
 
世界中の人に日本の象徴として愛されている、富士山。
そう言えば、富士山に祀られているのは、木花咲耶姫（コノハナサクヤヒメ）という女性の神様だ。
日本一の、実は荒々しい山を守っているのは、桜が咲くように美しい女神様というのも、実物とのコントラストが際立っていて、すごく素敵だと思う。
   
　 
┌──────────────────────────────────
│著者：なんくる（コピーライター）
└──────────────────────────────────　</description>
         <link>http://www.cicnavi.com/news/ekimaestro_column/2009/05/vol037.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">なんくるの普通の日々</category>
        
        
         <pubDate>Fri, 01 May 2009 00:00:00 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title> 恋レキ。〜彼女たちの恋愛履歴〜 story.037「陽一郎くんの場合」</title>
         <description>┌──────────────────────────────────
│メルマCiCオリジナルエッセイ
│『 恋レキ。〜彼女たちの恋愛履歴〜 』story.037
└──────────────────────────────────
 
 
「陽一郎くんの場合」
 
コピーライターの陽一郎くん（31歳）は、いわゆるモテ系男子。お洒落で仕事ができて女の子が寄ってくる。なのにこの3年間、彼女を作ろうとしない。
 
「作らないわけじゃなくて、出会ってないだけです。昔は奪いにいく程の気持ちがあったけれど、今はそこまで思える人がいなくて。恋って努力してするものじゃないし」
 
「仕事柄、日々何十人という人と会うから、独りでいる時間って、僕にとってけっこう大切で。もちろん寂しい時もあるけれど、そういう時は女友達に20分も電話すれば、寂しさは満たされる。で、さあ寝よって」
 
女の子の相談をよく受けるという彼は、女友達が多い。最近も、6人の女の子と日替りで遊んでいた。マメで気が利いて、寂しがりや。最初に聞いた時は「いつか恨まれるよ」と心配したものだ。
 
「女の子は大好きです。というより人が好き。いろんなタイプの人と話したいから『ご飯いこうよ』と誘う。普通に飲みに行ったり、ライブ観に行ったり。彼女たちに恋愛感情はないです。体の関係も一切ない。そういうのは面倒くさくてイヤなんです」
 
女の子の方が好きになったりしない？
 
「僕が『これ以上近づくな』という、立ち入り禁止オーラを出すので大丈夫です。一人暮らしの家にも入れたりするけど、さらにバリアを出すから、面倒なことには絶対ならない。僕も馬鹿じゃないので、まずいなと思ったらやんわりと遠ざけていくし」
 
近づきやすいのにガードが固い。ガツガツしていないから、つい気にさせる。女の子からすれば、陽一郎くんはかなり厄介。絶妙なバランスで平穏かつスリリングな日々を過ごしている彼だが、最近、6人のうちの1人が陽一郎くんを好きになってしまった。
 
「仕事の悩みで相談に乗っていたんです。弱ってたから優しく励まして。そしたら好きだと言われて。僕も久しぶりに彼女ができるかもしれないという事実に舞い上がり、そんなに好きじゃないのに自分を思い込ませようとした。でもやっぱり無理で。深く反省し、6人同時というのもやめました。いい加減な事してるから、彼女もできない。最近は独りでいます。寂しくなっても、危険だから家から出ないようにしてる。『危ねぇ今の俺』って（笑）」
 
 
「20代は色々やってました。一夜限りの人妻コンパとかね。すごいんですよ。最初から『何が目的のコンパか分かってるよね？』って女性陣に言われて。すごい簡単。セフレとか二股とかひと通り経験して、やっぱり自分には無理だと。女の子の好意を利用するのって人としてダメ。でも女の子は『好きだから』と関係を許したりするでしょ。で、傷ついて後悔して。そういうのが見ててすごくイヤ。30歳を超えると、気持ちに応えられないのに無責任な行動はできない」
 
 
恋レキの相談メールで多かったのが、「モテる男性を振り向かせるにはどうしたらいい？」ということ。
 
「何もしない事じゃないですか。駆け引きとかしないこと。自分が連絡したい時に連絡して、会いたい時に会う。モテる男って女の子の駆け引きなんて何度もやられてるから、またかよと興ざめするだけ。ガツガツ来られるのも慣れてるから、我慢しないで普通に誘えばいい。ただ、会った時は特にアピールしないで、自分が楽しそうにする。それでサクッと帰る。『あれ？』ってなると思う。気づいたらいつも傍にいたって思わせるのがいいんじゃないかな。長期戦になるけど」
 
モテ系男性に、女の子から手をつないだりするのもダメ、と陽一郎くん。
「つなぐ意味がない。階段があるとか道が歩きづらいとか、必要性がない事はしたくないんです。古典的だけど、彼の前で転んでみたらいいんじゃないですか（笑）。助けて貰える。そのまま手を離さなきゃいいんです。『何でそのままなの』って彼に言われても、『いいじゃん』って可愛くかわせば」
 
「モテる男が恋に落ちるのって、意外とシンプルだと思う」と陽一郎くん。
 
「純粋にその人を思うこと。例えば、自分がふと言った事を覚えてくれていたり。以前、僕が大事なプレゼンがあるのを覚えてて『今日のプレゼン、上手く行った？』とメールをくれた子がいて。そこには駆け引きも下心も一切なくて、相手を想う気持ちだけ。自分の要求ばっかりの女の子って多いから、そういうのってすごく嬉しい。僕はコロッといっちゃう。案外、単純なんですよ」
 
30代ガールズの特徴として、空気を読みすぎちゃうことがあるんですが。
 
「ディス・コミュニケーションってよくない。相手の気持ちとか大事なことは、ちゃんと聞いた方がいい。例えば、理由があって別れた後も友達関係が続いている場合。相手は自分をどう想っているのか、可能性はあるのか。聞かないよね、女の子は。聞けば、どうすればいいかというシナリオが書けるのに。僕なら聞く。答えは『今は気持ちに応えられないけど待ってて』かもしれないし、『可能性はゼロ』かもしれない。本当の気持ちは推測じゃ分からない。聞くと終わることもあるし、聞きたくない答えが返ってくるかもしれない。でもリスクは怖がっちゃダメだよね、前に進みたいなら」
 
油断していた。最後にうっかり、大事なことを言われてしまった。どんな時も、目の前の相手と自分に真摯。陽一郎くんがモテる理由が、わかる気がした。
　 
┌──────────────────────────────────
│著者：Sawako Matsuoka（コピーライター）
└──────────────────────────────────</description>
         <link>http://www.cicnavi.com/news/ekimaestro_column/2009/05/_story037.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">恋レキ。〜彼女たちの恋愛履歴〜</category>
        
        
         <pubDate>Fri, 01 May 2009 00:00:00 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title> 恋レキ。〜彼女たちの恋愛履歴〜 story.036「不毛な傷」</title>
         <description>┌──────────────────────────────────
│メルマCiCオリジナルエッセイ
│『 恋レキ。〜彼女たちの恋愛履歴〜 』story.036
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「不毛な傷」
 
アパレルメーカーに勤める理衣ちゃん（32歳）。松嶋菜々子似の美女で、仕事もバリバリこなす彼女。しかし、理想が高く、普段から「イケメンとしかつき合わない！」と断言しているせいか、ここ数年彼氏ナシ。
 
 
そんな理衣ちゃんが仕事で出会ったのが、一歳年下の彼。
 
「第一印象は自信過剰なチャラ男。全然好みじゃないし、もう会う事もないだろうなと思っていたら、半年後に突然『飲みに行かない？』と連絡が来て」
 
 
「じっくり話してみると意外と話が合った。帰国子女って事もあってか、どっしりと構えてて、ストレスを溜めないタフな性格。今まで会ったことのないタイプだった」
 
 
彼には、奥さんと子どもがいた。
 
「携帯の待ち受け画面は子どもだし、私も既婚者に興味はないし。彼にも『誰かいい男紹介してよ』とか言ってたの。なのに、帰り際に手を繋ごうと言われて。『何で繋がなきゃいけないの〜？』と言いつつ、久しぶりで嬉しくなっちゃって」
 
三度目のデートで、彼が「好きかも」と告白。
「奥さんに対してやましさはないの?」と、理衣ちゃんは彼に聞いた。
 
「嫁は別格だから。怖いし、バレたら即離婚だって言われると思う。でもバレたとしても、俺は99％離婚するつもりはない」と彼。
 
「最近いい出会いもないし、彼氏出来るまでなら付き合ってもいいかな」と理衣ちゃん。仕事が終わってから毎日会うようになった。
 
 
「完全に遊びだと思って割り切ってる。駆け引きしなくていいし、どうせいつか終わるって分かってるから、相手にどう思われてもいい。彼氏みたいに嫌われるのを恐れて、自分を作ったりしなくていいからすごく楽なの。素の自分をさらけ出せるし、ワガママも言える。妬いたりもしない」
 
 
あっけらかんと話す彼女。
いつもの女友達で飲んでいた時も、彼に突然呼び出され、「じゃあね〜」と手をひらひら振って行ってしまった。
「どこ行くの？」と聞くと「ホテルかな」と即答。理衣ちゃん・・・。
 
 
正直言って、彼女が楽しそうなのは羨ましい。でも、心にザラッとした違和感がついて離れない。
 
恋愛マスター・ナナコさんに聞いてみた。今は幸せな結婚をして、二児のママとなった彼女。
 
「即刻止めるべきだね」とナナコさんはバッサリ斬る。
 
 
「お互い割り切った関係なんて全然面白くないし、何も生まれないよ。割り切ってると言いながら、刺激的で、多少なり相手に魅力を感じるからそんな関係になる。最初は遊びのつもりでも、そのうち自分の元に来てほしいって願うようになる。自分が先か、相手が先か、いずれはどちらかが本気になる。相手が既婚者の場合、恋を成就させるには、ものすごく高いハードルが待ってるよ」
 
さすがナナコさん、言葉に重みがあります。
 
 
「奥さんを舐めてもらっちゃ困るよ。大切な家族を守るためだもん、そう簡単に離婚なんてさせないよ。そうやって、ひとつの家庭をぶち壊してまでも、一緒になりたいと思う？自分は絶対本気にならないと誓ってて、もし相手が本気になったら？軽い火遊びのつもりが、何の罪もない子供と奥さんの人生を狂わすとしたら？自分に対して罪悪感も嫌悪感も持たずにいられる？」
 
 
「楽しければいい」——。理衣ちゃんには、罪悪感や覚悟のかけらもない。
32歳で、それがいちばん痛い。痛すぎる。
 
 
「もし、本当に割り切った関係だとしたら、彼にとっては退屈しのぎのセカンド。それだけの価値と思われてるって事だよ」
つまりは、プライドの問題なのだ。
 
頭でダメだと分かってて堕ちてしまう。そんな「不倫」の魅力ってなんだろう。
 
「普通の恋愛よりスリルがあるのは事実。お互い本気なら、不倫ほど燃え上がる恋はないよね。ただ、その結末がハッピーエンドになる確率は限りなく低い」とナナコさん。
 
「理衣ちゃん一人が悪いわけじゃない。最初に口説いてきた男性の方ががもっと悪い。ただ、ゲーム感覚で他人の家庭を壊してるという愚かさに気づいてほしい。むしろ、家庭は円満になってたりしてね。そうなら、なおさら目を覚まして。彼の欲望のはけ口になってるだけだって」
 
最近、彼は理衣ちゃんに言ったのだ。「お前に彼氏ができたら、俺はソッコー捨てられそう。耐えられないよ」
 
うん、男が悪いよ。だからこそ、そんな彼を受け入れ、現実から目を背けてしまっている理衣ちゃんに私は腹が立つ。
 
後日、理衣ちゃんから私に「雪だるま」の写メールが届いた。
 
「可愛いでしょ？雪が降った日、彼が作ってくれたの。誕生日には絵本をプレゼントされたよ。メール履歴を読み返してたら、結構楽しい思い出がいっぱいだった。私には、彼みたいなタイプが合ってるんだと思う。彼以上の人に会えたら、今度こそ捕まえるよ」
 
「いずれ、本気になるよ」
ナナコさんの言葉が現実となりつつある気がして、胸が少し痛くなった。
 
どんなに強がっていても、傷つかないほど理衣ちゃんは悪女ではないし、馬鹿でもないし、タフでもない。普通の女の子だからだ。
 
人生には、無駄な経験なんて何ひとつないという。
でも。傷にはなっても、糧にならない恋愛をしている時間は、私たちにはもうない。
　 
┌──────────────────────────────────
│著者：Sawako Matsuoka（コピーライター）
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         <link>http://www.cicnavi.com/news/ekimaestro_column/2009/03/_story036.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">恋レキ。〜彼女たちの恋愛履歴〜</category>
        
        
         <pubDate>Tue, 31 Mar 2009 11:00:00 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>『なんくるの普通の日々』Vol.036「50年後の自分へ。」</title>
         <description>┌──────────────────────────────────
│メルマCiCオリジナルエッセイ
│『なんくるの普通の日々』Vol.036
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「50年後の自分へ。」
 
11歳から40代半ばまでの女性達が、自分の50年後を想像し「おばあちゃん」に扮して撮影された写真がある。タイトルはそのまま『マイ・グランド・マザーズ』。一年後の自分もよく見えない、いまという時代のなかで、あえて50年後という、時間を超越した設定が素敵な、不思議な魅力が漂う作品たちだ。
 
作者で現代美術家のやなぎみわは、モデルとなった女性達一人ひとりと対話しながら、彼らが望む50年後の姿を作り上げていったとか。中には一年近く対話を続けた人もいるという。
 
登場するグランドマザーは実にさまざま。例えば、森の中で楽器を奏でる、ちょっと魔女のようにも見える老女。抜けるような青空の下で軽やかに踊る年老いたダンサー。好きな本と猫に囲まれて静かな夜を楽しむおばあちゃん。そして、ファーストクラスで旅をしながら、きれいな空と光を眺める凛とした女性。
 
やなぎみわ自身も、腰の曲がったメーテルの扮装で登場している。北欧の果てのような雪の大地で、たくさんの子供達と歩く場面が印象的だ。
 
自分の50年後を想像するとき、そのときどきの自分の年齢によって、感じ方はすごく変わってくると思う。10代や20代の初めのころは、自分が歳をとること自体が想像できなかった。自分だけは歳を取らないでいられるのではないかと思ったことは、誰にでもあるんじゃないかな。
 
でも、よく考えてみると、50年後の自分を想像するって、とってもしあわせなことだ。どこか癒されるような、やさしい気持ちにもなれる。
 
写真の中にはこんな老女もいた、ひとりで小旅行を繰り返すうちに若い男性と出逢い、アメリカ横断の旅に出た。彼のバイクのサイドカーで真っ赤に染めた髪をなびかせながら大笑いしているという設定だ。
そして、実際の彼女は、撮影で出逢ったその男性と後に本当に結婚したという。
老いた姿を想像することで、いまの自分が、よりいきいきと輝きはじめたのかもしれない。
 
50年後の姿になることって、本来はすごく抵抗のあること。だけど、未来の姿を自分自身で創り出し、楽しむことで、いまを生きる勇気やパワーが、ぐんと湧いてくるのも確かだと思う。
  
　
┌──────────────────────────────────
│著者：なんくる（コピーライター）
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         <link>http://www.cicnavi.com/news/ekimaestro_column/2009/03/vol036.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">なんくるの普通の日々</category>
        
        
         <pubDate>Tue, 31 Mar 2009 10:00:00 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>恋レキ。〜彼女たちの恋愛履歴〜  story.035</title>
         <description>┌──────────────────────────────────
│メルマCiCオリジナルエッセイ
│『 恋レキ。〜彼女たちの恋愛履歴〜 』 story.035
└──────────────────────────────────
　
「てにいれたもの」
　
ちょっと古いけれど、「ロンバケ」の南と瀬名は7歳差のカップルだった。
「SEX AND THE CITY」のサマンサとスミスは、16歳差のカップル。
しかし、現実はドラマのように簡単にはいかない。
　
　
アヤパン似の美女、ユウちゃん。8歳下のイケメンの彼とは「結婚は考えられない」と、お互いの未来を想いあって別れた。
　
別れた後も二人は、仲の良い友達としてご飯を食べたりしていた。
　
彼はユウちゃんの事をいつも気にかけていたし、ユウちゃんも気持ちが
残っていたから、二人が戻るのは時間の問題だと誰もが思っていた。
　
ところが最近、彼に新しい彼女ができてしまった。
　
今は別の男性とデートしているユウちゃんだったが、このニュースにはさすがに打ちのめされた。
　
彼がつきあい始めた彼女は、彼と同い年。
素直で可愛くて、守ってあげたくなるようなタイプで、強くてたくましく、
さっぱり系のユウちゃんとは正反対。つきあっている当時は年上のユウちゃんが彼をリードしていたが、今回は彼が彼女をリードしているらしい。
　
「私から別れた訳だし、何も言う権利はないけれど、やっぱりヘコむわ。
結婚も早いんじゃないの？」
　
そう笑うユウちゃんは、本当は心のどこかで期待していたはずだ。いつか
彼とまたつきあえるって。後悔先に立たず。
　
振られるのが怖くて、あと一歩の勇気がなくて、あるいは空気を読みすぎて。そうやって目の前の恋を逃してきた30代ガールズが何万といるだろう。
　
私たちはちょっと前まで、こんな臆病じゃなかった。自由で、自信に溢れていて、怖いものなんかなくて、何より自分を信じていた。上手く何でも
やろうとして、大切なものをすっかり置いてきてしまった。
　
「最後に会った時、彼がふと言ったんだよね。『年が4歳くらいしか違わなかったら、結婚を前提につきあってた。それだけ僕は本気だった』って」
　
サマンサとスミスみたいに、南と瀬名みたいに、現実は甘くはない。年の差を乗り越える気持ちが二人になかった、と言えばそれまでだ。私は、彼が最後にした「愛の告白」が、とてもずるいなと思った。
　
なぜなら、年齢は彼女にはどうしようもないことだから。その人の存在や顔、生き方を変えられないのと同じくらい、どうしようもないことだから。
　
彼が好きになったのは紛れもなく、32年間生きてきて、いろいろ感じて、失敗して泣いたりして出来上がった、今のユウちゃん自身だ。嘘でも、それを理由にしてほしくはなかった。
　
「まあ、若さってことで。許してあげてよ」とユウちゃんは私をなだめる。
　
大人になると、自分では処理しきれない気持ちを経験することがある。勇気とか無鉄砲さとか、かけがえのないものをなくしてしまうこともある。
　
でも代わりに、私たちは宝物を手にする。他の誰でもなく、自分で自分のことを愛してあげられるちからだ。ユウちゃん、わかってると思うけど、あなたは十二分に素敵だよ。
　
　　
┌──────────────────────────────────
│著者：Sawako Matsuoka（コピーライター）
└──────────────────────────────────　</description>
         <link>http://www.cicnavi.com/news/ekimaestro_column/2009/02/_story035.html</link>
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         <pubDate>Sat, 28 Feb 2009 19:16:54 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>『なんくるの普通の日々』Vol.035</title>
         <description>┌──────────────────────────────────
│メルマCiCオリジナルエッセイ
│『なんくるの普通の日々』Vol.035
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「ミリキタニとリンダ」
　
理不尽な扱いを人から受けたとき、その怒りを収めたり、相手を許すことって、なかなかできない。ましてや、家族や財産や、大切なものすべてを奪われてしまったとしたら。今回は、日系二世のアメリカ人画家、ジミー・ツトム・ミリキタニの、悲しく波乱に満ちた人生と、「許しと癒し」についての物語。

ジミーは1920年にサクラメントで生まれ、広島で育った日系二世。芸術家を志して18歳でアメリカに戻るが、戦争中、日系人強制収容所に送られてしまい、抵抗の証として市民権を放棄。戦後何年も経って、市民権は回復したが、各地を転々としていた彼はそのことを知らず、社会保障がないままの人生を送っていた。ニューヨークで資産家の料理人として働いた後、1986年に雇い主が亡くなりホームレスに。そして2001年のあの日まで、アメリカ政府への怒りを語りながら、路上で絵を売って生活していたのだ。

9月11日、ビルが崩壊し、有害な煙がたちこめるソーホーの路上で、ジミーはなお絵を描き続けていた。得意とする猫の絵をきっかけに顔見知りだった、ドキュメンタリー映画監督のリンダ・ハッテンドーフが、テロ直後、彼を見かねて自宅に招き、同居生活が始まる。やがて市民権も回復し、高齢者用のケア付きマンションに住まいを得て、やすらぎに満ちた新しい人生を獲得していくことになる。『ミリキタニの猫』という映画では、その様子が詳しく描かれている。

映画の終盤で、彼は収容所跡地への巡礼の旅に参加し、その場所で亡くなった多くの人に思いを馳せて供養し、ようやく悲惨な体験を終わらせ、怒りや悲しみを静かに収めることができた。その表情の柔らかな変化に、見ている方も癒される。最初の頃の、怒りに満ち背中のまがった彼と、終わりの方の穏やかで背筋のピンとした彼の姿は、まるで別人のようだ。

リンダの優しさと勇気に満ちた行動で、一人の老人の人生は一変した。テロ直後のニューヨークの出来事だからこそ、その意味はなおさら大きい。

「怒り」では、人は幸せになれない。許すことの難しさと、優しさという強さ。いろんな思いを巡らせることができる物語だと思う。
　
┌──────────────────────────────────
│著者：なんくる（コピーライター）
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         <pubDate>Sat, 28 Feb 2009 19:12:21 +0900</pubDate>
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         <title>『 恋レキ。〜彼女たちの恋愛履歴〜 』 story.034</title>
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│メルマCiCオリジナルエッセイ
│『 恋レキ。〜彼女たちの恋愛履歴〜 』 story.034
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「You go your way」
　
本気で愛して、死ぬまで一緒にいると約束して、共に暮らした相手とさよな
らする。離婚って、どんなに辛いんだろう。
　
恋愛の別れでも、立ち直るまですごく時間がかかるのに。その傷はどんなに深くて、どうしたら癒されるんだろう。結婚したことのない私は、想像をめぐらせてもわからない。
　
　
メーカーに勤める沙織ちゃん（30歳）は、飲み会で会った男性（30歳）を好きになった。彼は、去年の春に離婚したばかり。「最初は驚きました。でもお互いいい年だし、素敵な人だから、過去にいい恋愛はしてきたと思ってた」
　
「自分で驚いたのは、バツイチという事に全く抵抗がなかったこと。自分でも保守的なタイプだと思っていたから」
　
仲良くなるのに時間はかからなかった。前彼と別れて以来、久しぶりに恋をした沙織ちゃんは、積極的に彼を誘った。

「何度かデートして離婚のことを初めて聞いた。彼の辛さを思うとすごく苦しくて、気づいたら自分から襲ってた（笑）。こんなことを言うと年齢を考えろと言われそうだけど、彼が必要とするなら、私を利用してくれていいって思った」
　
その後のデートでは、彼もすっかり立ち直り、沙織ちゃんとの恋愛に前向きになっている風に見えた。完全に恋愛モードに入った沙織ちゃん。
　
　
「毎回、頭の中は100％性欲。でも、彼は私といて楽しそうだけど、どこか遠くて。こっちから触れても、なかなか関係を進めようとしない。私じゃダメなのかなって」
　
　
温度差を感じた沙織ちゃんは、勇気を出して彼に聞いた。すると彼は、「離婚のショックからまだ立ち直れない。沙織ちゃんの気持ちは伝わってくるけど、自分にはまだ、受け止める力がないよ。ごめん」と言った。
　
　
「私、彼の心の傷の大きさを全然わかってなかった。まだ無理だったんですよね。私のしてきたことは、彼を追い詰めるだけだったんだとようやく気づいて。本当に申し訳なくて、『今まで自分の気持ちばかりでごめんね』って言いました。彼は「謝ることないよ。お互い前を向いて元気になろう」って」
　
以来、彼への連絡をやめた沙織ちゃん。夜になるとベッドの中で、彼と携帯メールで交わしたことばを眺めては泣いた。誰かを想って久しぶりに流す涙だった。
　
「本当に好きになっちゃってたんだ」と彼女自身、驚いた。
　
　
彼は誠実な人だ。沙織ちゃんの本気を感じたからこそ、はっきりと断った。前を向いていかなきゃと頭ではわかっているけど、心はまだまだ、難しい。だから友達としても会えない、と。
　
「彼が奥さんを忘れられないのは、それだけ奥さんのことを愛していたから。彼すごくいい子なのに、こんな辛い想いをしなきゃいけないなんて、人生ってむごい。彼には幸せになってほしい。本当はそばにいたいです。だけどできない」
　
「でも私、また本気で人を好きになれて、すごくうれしかったんです」と沙
織ちゃん。
　
　
もうしばらくの月日が過ぎて、彼の止まった時間が動き出したあとに、二人はまた、会えるようになるのかもしれない。それとも、もう永遠に会わないのかもしれない。
　
　
彼の想いも、沙織ちゃんの想いも、どっちも伝わってきて苦しくなる。CHEMISTRYの名曲「You go your way」を思い出す。
　
　
想いは想いのままで　熱を失うだけ　　
あなたは帰る　あの日の場所へ　僕は僕の道へ
　
さよなら漂う日々よ　忘れる理由もないさ
愛したことを忘れる人を 愛したわけじゃない
　
　
本気で好きになった人のことを、ずっと忘れなくていいと思う。私は。想いは想いのままで、いつかまた、誰かを好きになればいいんだ。
　
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│Sawako Matsuoka（コピーライター）
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         <link>http://www.cicnavi.com/news/ekimaestro_column/2009/01/_story034.html</link>
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         <pubDate>Fri, 30 Jan 2009 19:28:58 +0900</pubDate>
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